閑文字手帖

馬手に盃 弓手に肴

2018-10-10から1日間の記事一覧

159 タツタガハ

古い手帖を捲るのは愉しみであり恥づかしくもあつて、今回は後者の話。 たれの本で讀んだのかは忘れたが、明治頃に短歌を習つてゐた少女がゐて、何かにつけて一首を詠んださうな。先生に褒められて嬉しいとか、美味しいお菓子を食べたとか、見上げた月が綺麗…