閑文字手帖

馬手に盃 弓手に肴

2019-03-09から1日間の記事一覧

259 とりから(“衣潤仮説”に拠る)

普段は鶏の唐揚げと書くが、この稿では、とりからとする。取り立ててはつきりした理由があるのではなく、さういふ気分なのである。 獨りで呑む夜(ここで云ふのは勿論、家の外での話)には註文しない。きらひだからではなく、持て余すのが最初から判つてゐるか…