閑文字手帖

馬手に盃 弓手に肴

411 長閑な春

 我が親愛なる讀者諸嬢諸氏に新年の御挨拶を申し上げる。

 令和二年は佛さまに挨拶をしてから、お屠蘇代りのお酒を一杯にお餅を三個で始つた。

淡いろの 胃の腑に落ちる お屠蘇かな(颯風)

餅を食む 顎くひしばる 年の明け(颯風)

 皆々様に佳き一年となります様。