八月念四日(火)
晝に買置きの飲むゼリーを試す。
まづくないのはいいとして、"スポーツ・ドリンク味"つて何だらうと思ふ。
午后に入つて左腕(ワクチンを射つた方)を持上げると、やや重く感じられる。
検温三度、いづれも平熱。
八月念五日(水)
朝検温、微熱(卅七度と少し)
胸の詰る感じがしなくもない。
晝検温、微熱續く。
止む事を得ず買物に出ると、体温が上つたと思へるも、風邪引きの時のやうな不快さは無し。
半日、『イリアス』(岩波文庫/松平千秋訳)を讀みつつ、未だ『オデュッセイア』は手にしてゐないなと思ふ。
夕検温、平熱に戻る。
八月念六日(木)
朝、大坂から電話。モデルナ・ワクチンの一部に異物混入があつたといふニューズを見た由。
電話の後、公表された対象のロットを確かめれば、接種したのとはちがつてゐて安心する。
検温、平熱。
接種から三日を過ぎ、体調も大崩れせず、常態に戻つたと考へ、記録は一度休止してもかまふまいと判断する。
罐麦酒を呑む。