2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
晴れた夕方、風を感じながら、馴れた呑み屋に入つて呑む壜麦酒は、まつたくのところうまい。ひよつとして、眞夏の罐麦酒よりうまいんではなからうかとも思はれる。尤もすつかり、アルコールに弱くなつた私である。従つて、大壜はこまる。併し小壜では些か物…
今にして思ふに、SPECTRUMは出てくるタイミングが面妖としか云へないグループだつた。 奇嬌と云ふ他にない衣裳を纏つたかれらは、ぬけぬけと踊りながら、優れたテクニックをも身に附けてもゐて、推測だけで云へば、後年の米米CLUBのステージは、SPECTRUMのパ…
令和六年の皐月は、GRデジタルⅡを主に使はうと考へてゐるけれど、GRⅢを忘れたわけでは勿論ない。 GRデジタルⅡを自慢した前回と、同じやうな角度で撮つたらどうだらうと思つた。そこで撮つてみた。 ストラップの他、アクセサリは何も附けてをらず、これがまた…
GRデジタルⅡに、フード類を使ふ為のアダプタ、そこにオリンパス銘の卅七ミリフィルタ、F-foto製スリット入りフードを附けた。それを背中から撮つたら、えらく恰好いいと思へたから、自慢をしたい。 尤もこのアダプタはプラスチック製で、何とも安つぽい出來…
馴染んだ(と思つてゐる)呑み屋に潜り込む。 大体この辺りに坐ると決つてゐる。 とは云つても、必ず坐れる、とは限らない。 先客がそこに坐つてゐる場合もあつて、何といふか (ちよつとそこの阿仁サン、あンたが坐つてはンのは、儂の席なンやけどな) 聲にする…
正しい使ひ方かどうか、知らないけれど、私は呑み喰ひに関しては、保守的な男だと思ふ。新奇珍奇に手を出さないといふ意味だから、冒険心に欠けた臆病な態度と云ひかへる方が、實態に即してゐさうにも思はれるんだが、ここは恰好をつけ、保守的と称したい。 …
くすんだ空。 くすんだ壁。 くすんだ、重機。
これはどうしたつて(優劣は措いても)、GRⅢとの比較をせざるを得ない面がある。尤もどうしたつてGRデジタルⅡに勝ちみはない。とは云へ、勝ちみが無いから駄目とも限らず、書き出しから迷つてゐるなあ。 ひとつ、GRⅢに優る点を挙げれば、僅かながら小さくかる…
ワイド・コンヴァータを附けたGRデジタルⅡを持ち出し、ふらふらと何枚か撮つたその足で、馴染んだ呑み屋に潜り込んだ。先客は小父さんのふたり組。受け皿に置かれたコップが目に入つた。既に冷酒をきこしめてゐると判つた。こちらはホッピーの黑。お摘みは少…
外題のとほり。 肩掛けのストラップを附け、ケイスに入れたのを、小さなショルダーバッグに(ストラップはかろく結んで)はふり込んだ。意外なほど収まるし、バッグを斜めに掛けても、予想より重くない。 GRデジタルⅡにあてがつてゐるのは、リコーの純正ケイス…
皐月はGRデジタルⅡを使はうと決めた。GRⅢとちがふ使ひ方にするとだけ決め、先づは換算廿一ミリ(相当)になるワイド・コンヴァータを附けた。 重くて驚いた。 正確には、硝子の塊を無理に附け、重さの均衡が崩れた違和感で、その辺の感覚をリコーのひとは解つ…