閑文字手帖

馬手に盃 弓手に肴

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

591 汁をつまむ

呑む時には一緒につまみがないと落ち着かない。但し何でもいいとは限らない。呑むと醉ふ。醉ふと手元が覚束なくなる。耻づかしながらわたしは、素面でもお箸の使ひ方がたいへん下手で、よほど気をつけないと、鉛筆を持つ風になる。醉ひがまはつて、気をつけ…

590 複雑でも煩雑でもない分

初めて食べたのは旧コザ…沖縄市に(残念ながら仕事の関係で)短期間ゐた時だから、平成十八年の終り頃と思ふ。あちらで最初に驚いたのは、お弁当や量の多さだつた。車で賣りに來たのを買ふと、ごはんをぎつしり詰め、おかずもたつぷりで、烏龍茶まで附けてくれ…

589 損得ではない

初めて呑んだのは旧コザ…この地名には複雑な色合ひが含まれてゐる…、沖縄市に(残念ながら仕事の関係で)短期間ゐた時だから、平成十八年の終り頃と思ふ。現地の可愛らしい女の子に連れて行つてもらつた呑み屋で教はつたのである。たいへんうまくて驚いた。泡…

588 學問への手助け

考へてみたら、おにぎりを肴にお酒を呑んだことが無い。どちらもお米なのだから、相性はよい筈なのに。(干し)葡萄をつまみながら、葡萄酒を呑むのは中々いいのに。池波正太郎的な厭みに目を瞑れば、早鮓で呑む方法はある。早鮓でひとつ思ひ出した。父親が現…

587 回游魚

梯子酒本來の意味合ひは、梯子を一段づつ登るやうに、お馴染みの店を呑み歩くこと、だといふ。高いところに登つたら、危ないからだらうな。詰り手当り次第に呑み歩くことではない。我が親愛なる讀者諸嬢諸氏はご存知でしたか。わたしは知らなかつた。そこで…

586 曖昧な路地裏

ラーメンか。 牛たんか。 和洋酒菜か。 順を追つていかう。

585 擬音

ふらりと入つて ちよいと呑んで ひよこつと出る

584 無念の賣りきれ

商賣繁盛。 残念至極。

583 肴を並べて呑みたい

尊敬する吉田健一は生涯を呑み續けたひとで、その晩年は酒席でお箸を持つのが稀だつたといふ。どうぞ先生召し上つてくださいと云はれても、いえ大丈夫見れば美味いのは解りますと応じたさうで、この逸話を知つた時、呑み助の覚りだなあと、手を拍ちたくなつ…

582 ヒヤかレイを呑みたい

冷や酒(ヒヤザケ)と冷酒(レイシユ)が異なると知つたのはお酒に随分と馴染んでからであつた。念の為に云ふとヒヤザケはお燗をしてゐない云はば常温を指し、レイシユは水乃至氷乃至冷藏した冷たいのを意味する。ややこしい。 では常温なのに何故ヒヤザケかと云…

581 外で呑みたい

令和二年の年末からこれを書いてゐる今に至るまで、外で呑んでゐない。東下の時、東海道新幹線の車内で罐麦酒は呑んだが、あれを"外で呑んだ"とは呼びにくいし、その後は晝にたぬき蕎麦を啜つたのと、中華風(と書いてあつた)肉豆腐定食を食べたきりである。…

580 おてちだい

よいしよ。 うんしよ。 よいしよ。

579 ふらここ

ふゆ。 ごご。 おやこ。

578 氷

氷で冷すと、柔らかな感じがする。 お酒でも、眞似をすればいいのに。