2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧
『じゃりン子チエ』の作中では、"(だるま屋の)天プラうどん"で一貫されてゐて、何度も目にすると、旨さうな気がされてくるのだが、この稿では原則的に天麩羅饂飩とする。 種ものとして見れば、蕎麦の方が適ふと思ふ。 海老に貝柱。笹掻き牛蒡。春菊。枝豆。…
茹で玉子を偶に食べたくなる。こまる。といふのも、わたしは卵の買置きをしない…食べきれずに傷ますのは勿体無いもの…からで、茹で玉子を食べるのと、卵を買ひに行くのはほぼ一直線に結びつく。 三個。小鍋に置いて水をたつぷり張り、塩は入れず、弱火で。沸…
おねえちやんがゐる、あすこまで。
オムレツを焼くのは随分と六づかしいといふ。ここで云ふのは西洋風のオムレツ。映像で見ると、くるくるとんとん、なんてこともなささうにフライパンを操つてゐるが、くるくるとんとん操るだけで、溶き卵がアーモンドのやうに纏まるのだから、容易い技術の筈…
あと、三歩。
夏はエロチックである。 我が國詩歌の伝統を顧みるに、夏に唄ふのは、夜に吹く秋を思はせる風や、水面に映る月蔭の涼やかさである。『枕草子』にいはく。 夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかに…
北の杜へ。
食べものの味附けと称してよく解らないのは、サラダ味とバーベキュー味ではないかと思ふ。それぞれに何となく、共通する傾向はあるのだが、さてそれがサラダやバーベキューの味なのか知らと云へば、首を傾げざるを得ない。 スタミナ焼きはもつと解らんですな…
記憶に残る映画を記憶のまま、曖昧に書く。 以前に『座頭市物語』で取上げてゐなかつたか、と思ふひとがゐたら、そのひとはこの手帖の愛讀者であらう。但し座頭市映画の愛好家ではないとも思ふ。"物語"の就かない座頭市は昭和六十四年に完成し、平成元年に公…
デジタル・カメラで撮つた、手元に残つてゐる最も古い画像の一群から。 平成十八年一月、東都は月島の片隅。 まだえらいと胸を張れるほど、ふるくはないかも知れない。
朝風に 紫陽花の葉の 滴かな 七いろに 移るあの娘の こころかな
空き腹を抱へ、潜り込んだ酒場で出てくる つんもり盛られた、熱い野菜炒め(肉入り) さて御同輩、ひとつ乾盃をば致しませうか
カップ麺といふのがありますな。 最近のは具だのソップだの何だのを小袋に分け、入れてあることが多い。實に面倒でいけない。 "よく混ぜてお召し上がりください"だなんて、添書が目に入つたりすると (どうしてよく混ぜなくてもいい風に作らないのか) と腹が…
ミノックスといふラトビアはリガで生れたカメラがある。カセットに入つたフヰルムを使ふミニチュア・サイズ。旧式のスパイが、背広の内ポケットに隠し持つてゐるやうな大きさと云へば、ミニチュア・サイズの想像が出來ると思ふ。 開發は大変だつたらしい。ラ…
やあそこのおふたりさん。 二人乗りは危ないですよ。