閑文字手帖

馬手に盃 弓手に肴

983 唐揚げがきた

 ここ暫く、鶏の唐揚げと、無沙汰をしてゐた。

 何故だつたのか、解らない。

 久し振りに、鶏の唐揚げを、食べたくなつた。

 その気分の自覚は、色濃い。

 色濃い衣の、唐揚げがきた。