GRⅢを持ち歩いてゐる。
リコーのデジタル・カメラ。
オプテックの手首に通すストラップを附けたのを、f64銘のポーチといふか、ケイスといふかに兎に角入れて、カラビナフックでぶら下げてある。格段の不便は感じない。気が向けば撮る。撮らなくたつて、持ち出してゐれば、撮れる可能性は持ち出してゐることになる。
屁理窟か。
併しカメラを持つてゐなければ、冩眞は撮れない。そして大きくて重いカメラは持ち出す気になれない。詰り何とはなくルースに、バッグにぶら下げられるGRⅢの、小ささとかるさは正しい。我ながら論理的な筋立てだなあ。
その論理的な筋立てに沿つたのが、この一枚かと云はれたら、少々こまるけれども。